1965年に純国産初の電子時計・エックスエイトが販売され、1971年に国産唯一無二の音叉腕時計のシチズンハイソニックが誕生しました。それまでの音叉腕時計はブローバー社から発売されていましたが、かなりの高価格で中々普及しなかったそうです。そこでブローバー・シチズン社では、努力の末、生産効率をあげることで、画期的なコストダウンに成功しました。それこそがハイソニックになります。ムーブメントは15石でブローバーアキュトロン218と共通で部品の相関性があります。
今迄の機械式腕時計の打音とは全く違う、未来の腕時計と思う、音を発します。キュイーンとかキーンとか、ブゥーンとか、色々な表現をされますが、老人の私には聴こえません(涙)ただ、音叉腕時計を複数並べるとうるさい(嫌では無いです)、騒がしい?です。出品物は半年程前にSR1130SWの電池を入れていますが、多少の時間のズレはありますが、順調に私には聴こえ無い音を出して、頑張ってくれています。電池ですが、販売当時は1.35ボルトの水銀電池を使用していましたが、今は製造販売していませんので、海外製のアキュセル-1と言う減圧アダプターを使う選択もあります。電池寿命は1年程である上に、高額な事もあり今はSR1130SWを使用しているところです。ムーブメント側の緩急板で多少の調整はできますので、本来進み傾向にある所を調整しています。巷で言う「電圧調整」をどんな事を言っているのか分かりませんが、私は日常使いには充分対応していけると思います。出品物は1974年製造になりまして、後期に近いものです。裏蓋には、初期にはあったメダルは付いていません。文字盤はグリーンで当時の流行りのカラー文字盤で綺麗な状態です。ガラスは使用傷があります。ケースにも使用傷はありますが、大きな打ち傷はありません。ベルト、バックルはハイソニック専用のものを付けています。せっかくのカラー文字盤ですので、思い切ったカラー皮ベルトでも付けると、注目度が爆上がり?しますかね。どうぞ貴方色に染めてください。良い相棒になると思います。なる事を願っています。