母の遺した茶道具の中に仕舞われていた茶箱と、その中の磁器茶巾筒、陶器茶巾筒、茶筅、茶筅筒の5点の出品です。
茶箱の中の紙切れに昭和45年の日付が、50年以上の経年品です。
下の説明で数値は概数で単位はcmとgです。
【茶箱(写真16~18)】
総桐です。経年で少し変色が、目立つ汚れや損傷はほぼありません。
縦14.7、横21.4、高12.9/
穴径4.3/重350/
【磁器茶巾筒(写真3~8、左)】
筒の下に篆書体で「道八」の在銘(写真8)、「高橋道八(どうはち)」六世(明14~昭16年)作の白磁染付麦藁手(むぎわらて)茶巾筒だと思います。箱書き「青華麦縞手」のネット画像も。
「高橋道八」は京焼(清水焼)の窯元の一つで陶芸家の名跡、作陶は江戸後期より、特に茶道具、煎茶器に多くの名品を輩出、と解説。現在は九世が継承。
製造由来の針先程の小さな凹みが数ヶ所に、使用によると思われる汚れや損傷はほぼありません。
高さ5.3、口内(外)径3(3.3)、
底径2.8/重さ34/
【陶器茶巾筒(写真3~8、右)】
作者不詳。筒の下が無釉で胎土が露出、筒の中程から胎土部にかけてヘラか何かの押跡、底には糸切跡が。施釉部分に製造由来の貫入が、使用によると思われる汚れや損傷はほぼありません。
肌色地に薄茶の筆跡は釉の光沢と相まって味わい深さが。何焼きかは分かりません。
高さ6.5、口内(外)径2.6(3.1)、
底径3.3/重さ57/
【茶筅(写真10~15、左)】
黒竹(紫竹)でしょうか。汚れや穂先の傷みは否めません。穂数は50本程度。茶筅が、茶杓(「竹外(ちくがい)」)と関係の深い、奈良高山製か、「久保(竹外)」流派か、などは分かりません。
柄(太)1.7、全高11.5、先~節3.5、
穂先(径)3.8/重さ9/
【茶筅筒(写真10~15、右)】
桑材、珍しい木目の現れた筒です。少し汚れやキズが、欠けやヒビなどはほぼありません。
高さ10.5、開口径頭(底)3.9(2.5)、
底径3.7/重さ22/
50年以上の経年品ですが、不揃分を加えていただくなどで、茶箱点前に活用していただけると幸いです。なお、茶筅や茶筅筒、茶箱の丸穴などの寸法が合っているのかどうか出品者には分かりません。この点ご容赦下さい。
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