1960年に誕生した音叉式電子時計アキュトロンの二世代目にあたるキャリバー218を搭載した物になります。本来は1.35ボルトの水銀電池を使用しますが、今は水銀電池の製造販売がありませんので、今流通している酸化銀電池1.55ボルトのSR1130SWを使用しています。色々な方の文献等を調べましたが、多くの方が電圧の差は回路の許容範囲内であろうと言われています。時間は進む傾向があり、電池寿命が1年位になると、ありました。私も、多くの218アキュトロン、シチズンハイソニック、オメガ音叉に1.55ボルトの酸化銀電池を代用してきましたが、それによる故障はまだしたことはありません。時差の調整はムーブメント側で出来ますので、多少の調整は可能です。問題は音叉式は姿勢差が出やすいところだと思います。これは、1.35ボルトに減圧したアクセル-1を使用しても同じでした。経験上1.4ボルトの空気電池はよろしくなかったので最終的にSR1130SWを使用しています。今回の出品物はアキュトロン218になります。文字盤にはダメージはないです。風防(ガラス)は縁に欠け、傷があります。、ケースにも、使用傷があります。修繕履歴は不明です。添付写真の最後に計測記録を添付しています。巷で言う電圧対応はしておりません。緩急板の調整のみです。(この調整を電圧対応と謳ったショップを見かけますが、どうなんでしょう)電池は出品時にSR1130SWに交換しております。