骨董市で購入した少し大きめななます皿になります。
印象的なのは金彩が豪華と言うこと。
見込みは松竹梅。
見込み回りを囲むのは唐草を意匠化したもの、中央の赤波線を挟み金彩と緑釉で手が込んでいますね。
縁の窓を見ますと二種類。
1つは染付け背景の丸窓の牡丹。
あえて中心をズラして来るところが憎いですね。
そこから唐草を二本伸ばして洒落たデザインになっております。
染付け背景の上に金彩で唐草を。
もう1つの窓は龍。
逆のの字に龍が描かれております。
可愛らしい龍ですね。
当時は結構コミカルな龍が多く描かれておりました。
龍の外は雲ですね。
宝珠窓で区切られており、上部は赤背景の金彩唐草。
それぞれの中心は黒粒緑釉で統一されており、全体的に統一された印象になるように計算されておりますね。
胴も手抜きなく唐草文様で中心線に金彩、ポイント的に赤と緑の葉を互い違いに散らして味気なさを防いでおります。
貫入多め。
大きな欠けはなし。
実用でも問題ないかと思います。
温度差がある場合に少し気遣いする程度で大丈夫かと思います。
座りは多少ガタツキあり。
時代なりかと。
サイズ
幅17センチ程
高さ5.5センチ程
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