古くから“永遠の愛の証”として受け継がれる沖縄地方の伝統工芸“ミンサー織”、先人の想いが込められた首里道屯織みんさーの半幅帯…未かがり/証紙付のお品でございます。
ロートン織は、17世紀中頃に中国から琉球に伝えられた織物で、花織や花倉織と並ぶ首里織のひとつ。昔は身分の高い人しか着ることができず、中でも花織・ロートン織は王家や貴族専用とされていました。経糸密度を部分的につめて経糸を浮かし縦縞のように交互に織られるのが特徴。経糸が緯糸を浮かせて小さな四角の点模様を表す花織とともに沖縄地方の代表的な浮き織物です。
素材感が活きる茜色と玉蜀黍色の地を吹き抜ける爽やかな風、丁寧に織り込まれたデザインラインにミンサー織独特の絣柄が奏でる織の真心、それは正に歴史が繋ぐ“人と風の物語”、素敵です。
新品未使用・艶と照りともに申し分のない一本、未かがりのお品でございます。
ミンサーは綿糸を染めて織った細帯で、五つと四つの四角の絣柄の組合せが交互に配されているのが特徴。「ミンサー」の由来は、綿でできた幅の狭い織物「綿狭(みんさー)」が「ミンサー」となったといわれています。染めから織りの全工程が手作業によるもので、沖縄地方の女性の秘められた情熱が織り込まれています。
“人と風の物語…心を繋ぐかけがいのない歓び”、確かな品質の証が添えられたひと品、シンプルながら織柄の素朴さが創り出すえも言われぬ心地よさ、装いの満足度を叶えて…身体の線になじむ結びやすさは虜になること間違いなし。
半幅帯は、一年を通してカジュアルなお着物から浴衣など幅広くお使いいただける優れもの、お手元に一本あると大変重宝します。
採寸表
巾 : 15.5cm
長さ : 420cm
素材 : 綿
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