■帝王紫とは、わずか 1グラムの色素を得るために2千個の貝必要とすることから、貴重な天然染料であったと言われているそうです。そのため、ロイヤルパープルと呼ばれ、ギリシャ・ローマ帝国では皇帝や貴族にしか、その使用は許されなかったとも言われているとか。その高貴な色を使った、上品な袋帯です。
■お太鼓部分と胴の前側になる部分には、扇面に梅・桜・菊・松・楓・御所車が織られており、その他の胴部分には梅の花が散らしてあり、「献花扇面小花模様」となっています。また、地は箔散らしとなっており、スリーシーズン締められる格調の高い帯です。訪問着・付け下げ・色無地などに。
■サイズは、長さ約4m24cm・幅約32cmです。桐箱のサイズは、縦約61cm・横約36cm・高さ約5.5cmです。
■中古品のため、たたみ皺や折り皺はあります。画像9の通り(画像6の帯前になる模様から約17cmほど離れた箇所と、画像7のたれ先から約42㎝くらいの場所に)いずれも7~8mmの汚れがあります。どちらも着用時には隠れてしまい、気にならないとは思います。箱には、何か所かにわずかに傷があります。
■桐箱に入れて発送いたします。
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