モンブランのヴィンテージ万年筆 マスターピース132です。
輸出向けにマイスターシュテュックではなく英語表記のMASTERPIECEが刻印されています。
キャップにはMontblanc とMASTERPIECEの表記。
クリップはTie clip。所謂ヘミングウェイなどに見られる蛇型クリップです。天冠のホワイトスターはカゼイン出できていますが経年劣化か、周りから色がくすんできております。キャップリングに刻印は無し。クリップの裏とちょうど反対側にそれぞれ空気穴が1つずつ、計2つあります。
胴軸はセピアのストライプが大変美しいです。100年も前の万年筆なので胴軸のセルロイド表面には傷が入っています。しかし現時点でインクを入れて漏れるようなことはなく、クラックではなくあくまで表面のみの傷だと思っています。
尻軸には132とEFの刻印、それからローレットのような文様が端に入っています。
ニブは4810とMのいつもの刻印がありますが金の含有率の表記が見当たりません。しかし現代まで錆ることなく、またこの頃のモンブランに詳しい方によると恐らく金ペンであるとのことです。字幅はEFでペン芯はビンテージらしく薄い物となっています。
吸入機構はテレスコープ式で、写真にある通り問題なく動作しておりインクを吸入することが出来ています。Oリング換装済みの様です。
私はモンブランの現行品のトフィーブラウンを入れて使用しておりました。
100年前の万年筆なだけあって美品とは言えませんがそのデザインや今となっては不可能な機構や美しいストライプには惚れ惚れさせられます。この機会に如何でしょうか?
何かわからない点がありましたらお気軽にお申し付けください。
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