歴史を綴る京都の染め匠“岡重”のひと品、真珠糸を使用した全通の袋帯…弊社お仕立て上がり品でございます。
岡重は、安政2年(1855年)創業の長い歴史を持つ京都の染め匠。Someya“岡重”として親しまれ、時代、時代で常に新しい物作りを探究すると同時に、業種の垣根に囚われない創造力で京友禅の可能性を日々探究しています。
黒を基調に多彩ながら格調高い色味で織り出された華文を辿る帯の花道、裏面の象更紗が誘う“遥かを臨む大陸の風”、それは岡重が思い描く歴史を繋ぐ新らたな道筋、シンプルな題材ながらもその高級感に醸し出されるしっとりとした女性らしさは必見!お奨めです。
新品未使用・艶と照りともに申し分のない一本、弊社にて帯反より仕立てたお品でございます。
全通は、帯全体に模様があり“通し模様”や“総柄”とも呼ばれています。見えない部分にまで柄付けされているのでその分厚みがあり、一番格が高い帯の柄付けとなります。
更紗は、緞子・金襴・銀蘭・間道・錦・モール・風通などとともに中国の他・東南アジア・インド・ペルシアを起源とする絹織物の呼び名のひとつで、日本では室町時代に中国との貿易により名物裂として伝来しました。また、更紗模様のモチーフは、草花や鳥・獣・人物のほかに幾何学模様など多岐に渡り、特に固定されたものはありません。16世紀末のインドで極上多彩の木綿布をsarasoまたsarassesと呼んだところからついた名と言われています。
“遥かを臨み歴史を綴る…今そこにある道”、全体的には落ち着いた色目で趣を感じさせてくれるエレガントな一本、お気に入りの着物に合わせて…季節のお出かけに是非どうぞ。
採寸表
巾 : 31cm
長さ : 481cm
素材 : 正絹
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